今日の数字「9.4億円」--IFA-JAPAN

今日の数字「9.4億円」

さて、今日の数字は、ある投資の損失に関連した数字です。

外国為替証拠金取引(FX取引)は、投資の仕方によっては、“想定外”の事態が起こります。

金融先物取引業協会によれば、1月3日の円の急騰に伴い、損失を被った投資家の中で、FX会社が資金を回収できていない金額が、9億4300万円にも上ることがわかりました。

内訳は、個人が8億800万円(6389件)、法人が1億3500万円(209件)とのことです。

3日の米ドルと円の為替相場は、高値108円89銭から低値104円84銭まで、何と1日で“4円”も動きました。

結果、ポジションによって、大きな“損失”を抱えた投資家が多く居たのです。FX取引は、事前に元手となる証拠金を預け、レバレッジ(リスクの度合い)の大小により、利益も損失も大きくなる取引です。

このような取引の場合、通常想定していない価格変動があると、証拠金では損失を賄い切れず、不足分を追加で納めなければならなくなります。今回、その「お金」を納められない投資家が、たくさんいたということです。

株式投資であれば、買った会社が倒産によって、株券が紙切れになるだけですが、証拠金取引の場合は、今回のように、元本(証拠金)以上に損失を被ることもあるのです。

短期間に、投資資金にレバレッジをかけて行う投資(投機)は、やはりリスクが非常に高くなります。

従って、「資産形成の王道」は、やはり中長期の期間(時間)をかけて、「分散投資」しながら、じっくり取り組むことです。

そして、どうしても、FXのようなリスクの高い取引が好きな方は、自分の資産のあくまで、一部(1割程度)で行うべきでしょう。

大切な人生を営んでいく資金を枯渇させないためにも、「資産形成(資産運用)」には、一にも、二にも、プランニング(計画)が重要なのです。

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