今日の数字“10兆4675億円” Ifa Japan

今日の数字“10兆4675億円”

こんにちは!
さて、今日の数字は、日本の経済活動においては、非常に重要な数字です。

海外とのモノやサービスの取引を表す日本の経常収支は、大きく回復しました。

先般、財務省より、2021年1-6月の国際収支統計が発表されました。

それによれば、日本の経常収支は、前年同期比50%増加し、10兆4675億円の黒字となりました。これは、6年ぶりの高水準です。

特に、前年から輸出が大きく回復し、貿易黒字になったことが寄与しました。

輸出は39兆2231億円、輸入は36兆9089億円で、貿易収支は2兆3143億円の黒字となりました。輸入する原油価格の上昇などもありましたが、それを上回る自動車や半導体の輸出が好調だったようです。

また、経常収支の稼ぎ頭である第1次所得収支は、日本企業の海外直接投資によって、海外子会社からの配当金などが大きく増加しました。結果、こちらも、11兆4406億円の黒字で、過去最大を更新しています。

一方、海外からの訪日客が激減したことで、旅行収支の黒字は大きく減少し、サービス収支は2兆909億円の赤字となっています。

経常収支が5割増加と、大きく収支は改善しましたが、その中身を観ると、“外需の回復”と“国外からの配当金”が主要因です。

経常収支の黒字幅が拡大したことは、喜ばしい事ではありますが、日本国民が、“実感”できない要因は、内需が低迷していることにありそうです。

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