さて前回は、新モデル・ポートフォリオを構成している「Hybrid Balanced」の特徴をご紹介しましたが、今回は、もう一つの「モデル・ポートフォリオ」である「ETF+α」の特徴を観ていきたいと思います。
ETF+αポートフォリオの特徴
「ETF+α」は、ETF(上場投資信託)を用いたポートフォリオで、2017年からサービスを開始しました。
ETFとは、ご存知とは思いますが、証券取引所に上場している投資信託で、あらかじめ決められた指数に、連動するように運用されます。
また、通常のファンドと比較して、基本的に信託報酬が低く設定されており、少額から投資できるのも大きなメリットです。
当ポートフォリオの最大の特徴は、市場の値動き(トレンド)を見ながら、“テクニカル手法”を用いて、米国株と米国債券のETFの売買を行うことにあります。
その意味では、“アセット・アロケーション”を重視する「Hybrid Balancedポートフォリオ」とは、全く違った運用戦略を採用しています。
「ETF+α」には、お客様の“リスク許容度”に合わせて、3つのタイプがあります。
a. ポートフォリオA(積極型)
b. ポートフォリオB(バランス型)
c. ポートフォリオC(安定型)
では、実際に、「ETF+α」の実績を観てみましょう。
設定来から、リスクの異なる「米国株ETF」と、「米国債券ETF」を投資対象とし、年数回程度売買を行い、「ポートフォリオ」の運用を行ってきました。
まずは、2019年までの運用実績は、以下のようになっていました。
ETF+αポートフォリオAの年間成績
2013年 | 45.27% |
2014年 | 27.94% |
2015年 | -3.45% |
2016年 | 17.08% |
2017年 | 30.93% |
2018年 | -11.86% |
2019年 | 31.58% |
ETF+αポートフォリオBの年間成績
2013年 | 40.12% |
2014年 | 18.64% |
2015年 | -1.10% |
2016年 | 13.95% |
2017年 | 27.68% |
2018年 | -11.18% |
2019年 | 28.70% |
ETF+αポートフォリオCの年間成績
2013年 | 18.61% |
2014年 | 14.88% |
2015年 | -1.89% |
2016年 | 9.44% |
2017年 | 15.29% |
2018年 | -4.20% |
2019年 | 17.36% |
※2013年1月から2017年2月までの成績は、バックテスト期間の数字となります。
各ポートフォリオ共、「リスク許容度」に応じて、それ相応の実績を残してきました。
では、気になる昨年2020年の運用実績と、「設定来」のパフォーマンス(年率)を、確認してみましょう。
ETF+αポートフォリオAの年間成績
2020年の実績 | 24.49% |
設定来の年率 | 16.91% |
ETF+αポートフォリオBの年間成績
2020年の実績 | 24.38% |
設定来の年率 | 14.80% |
ETF+αポートフォリオCの年間成績
2020年の実績 | 12.23% |
設定来の年率 | 9.32% |
いかがでしょうか!?
ご覧いただいてわかるように、2020年も、かなり大きな相場の乱高下がありましたが、リスクに応じた運用結果を残すことができました。
積極運用タイプの「ポートフォリオA」は、設定来年率17%近いハイパフォーマンスを残しています。
また、一番リスクを抑えた運用を行っている「ポートフォリオC」も、年率9.32%の実績となっています。
では次回は、本日紹介した「ETF+α」と、「Hybrid Balanced」を融合した新モデル・ポートフォリオを、いよいよご紹介させていただきます。