さて、今回は、「2020年の振り返り」の中で、“金(ゴールド)”に注目してみたいと思います。
前回のこの欄では、債券を取り上げました。
ただ、いくら安定的とはいえ、約束される利子が1%、2%では、長期保有目的の資産クラスとしては、正直つらいと言わざるを得ません。
その点、利子を生まないものの、株式のヘッジ役として、激動の2020年に、大活躍してくれたのが「金」でした。
ニューヨーク金先物の期近物を見ても、2019年末で1,519ドル、NYダウが今年の安値を付けた3月23日は、1,567ドルでした。
夏に2,000ドルの大台に到達した後は、さすがに調整が入ったものの、先週12月18日の終値でも1,885ドルと、また巻き返してきています。
「金」で運用する国内公募投資信託の成績を見ると、12月18日時点で、昨年末比、軒並み20%強の上昇と大健闘しています。
当社でも来年に向けて、「ポートフォリオ」の見直しを行っていますが、やはり「金」には、債券に代わる働きをしてもらわないと、いけないようです。
金価格そのものに、多大な期待をしているわけではないですが、一見好調に見える株式市場に、もし何か起きた場合には、やはり「金(ゴールド)」にある程度活躍してもらい、株式市場のショックを和らげるといった期待をしたいと思います。
年末年始にかけて、「ポートフォリオ」の見直しをされる方も、まずは、お気軽にご相談ください。