さて、今回は、いよいよ開幕となった「東京オリンピック」についてです。
賛否両論、様々な意見があった中、とにかく57年ぶりに東京で、オリンピックが開催されています。
アスリートの方々には、持てる力を存分に発揮して頂きたいと思います。
さて、前回の東京オリンピックから、もう半世紀以上経っているため、当時を振り返ってみたいと思います。
57年前のオリンピック開催前と後では、少なくとも東京のインフラは一変しました。
私自身が体験した記憶でいえば、まず環状7号線の整備や、中央線を高架にしたことなどが挙げられます。
そして、東海道新幹線の開通は、すごく衝撃的なことでした。
ただ、残念ながら、まだ小学生でしたので、新幹線や浜松町から羽田空港へのモノレールが凄いとは思っても、日本全体のことについては、よくわかっていませんでした。
そこで、調べてみますと、総務省統計局から、平成26年2月20日に、前回オリンピック開催時の昭和39年(1964年)の日本の状況と、調査当時(平成 24年)における比較の数字が、参考として発表されていました。
1964年(昭和39年) | 2012年(平成24年) | |
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推計人口(10月1日) | 9718万人 | 1億2752万人 |
1人当たりの平均賃金(年額) | 410,400円 | 3,521,000円 |
GDP(名目値) | 29.5兆円 | 473.8兆円 |
1米ドル | 360円 | 103円(2013年) |
日経平均株価(12月終値) | 1,216.55円 | 16,291.31円(2013年) |
中華そば1杯 | 59.4円 | 587円 |
テレビ1台 | 55,000円(モノクロ16型) | 52,183円(カラー32型) |
いかがでしょうか!?
9年前とくらべても、今とは違うものがたくさんあります。
半世紀以上と一口に言ってもいろいろなことがありました。“バブル”も起こり、“失われた20年”と言われる時期もありました。
将来、3度目のオリンピックが、東京で開催されるのかどうか、その時期も含め、全く予想もできませんが、今回のように、半世紀先となれば、世の中はさらに大きく変わっていることでしょう。
一つ言えることとしては、この半世紀の間に、長いデフレを経験している日本であっても、様々なモノやサービスの価格は、変化しているという事です。
従って、将来、どのような時代が来るにしても、自分の身を守るための「資産形成」は必要です。
このオリンピックを契機に、将来の変化に対応できるよう「資産形成」への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。