こんにちは。
さて今回は、先週報道された「一定収入がある75歳以上の方を対象とした健康保険料引き上げ」について考えてみたいと思います。
ゴールデンウィークも終わり、たまった仕事の片づけに取り組んでいた先週、また気になる報道がありました。
いずれこうなることは、“想定内”ではありましたが、一定収入のある75歳以上の健康保険料を段階的に引き上げるというものです。
引き上げの対象者としているのは、年金収入が153万円以上の方だそうです。
年間153万円ということは、12ヵ月で割ったら、一月当たりの年金額は、13万円にも届きません。
「負担能力に応じて」という事らしいですが、月にたった13万円弱しか受け取れない後期高齢者に、本当に“負担余力”があるのでしょうか。
健康保険料だけでなく、消費税もしばらくすると、軽減税率も無くなり、12%、15%へと引き上げられていくことでしょう。
まだ年金を受け取っていない方は、ご存じないと思いますが、年金からも税金は取られます。健康保険料も介護保険料も引かれます。その上、料率の引き上げです。
“資産の余力”のない高齢者には、厳しい時代がやってきます。
やはり残された手段は、ご自分で、できることをするだけです。
収入が、年金だけの生活に入る前に、どこまで自分で「資産形成」できるかがカギを握ります。
来年からは、NISA口座の仕組みが変わり、いままでの一般NISA枠が年間120万円から240万円へ、つみたてNISA枠は年間40万円から120万円へと引き上げられます。
その上、併用もできるようになるため、合計で年間360万円も新NISA口座に積み立てていくことが可能になります。
企業型、個人型の確定拠出年金、NISA制度など、税制の優遇を利用できる制度は、“定期的な収入”のあるうちに始めることが、とても重要です。
ご自分の将来のための「資産形成」の方法、取り組み方がよくおわかりにならない方は、まずはお気軽にご相談ください。