米朝首脳会談を含め、イベントが目白押しだった週が終わりました。
米朝首脳会談を筆頭に、米中貿易問題の再燃、FOMC(米連邦公開市場委員会)、日銀政策決定会合、ECB(欧州中央銀行)理事会など、政治・金融関連のイベントが目白押しでした。
中身はというと、米朝首脳会談では、共同声明が出され、FOMCでは、予想通り、政策金利が0.25%引き上げられ、ECB理事会では、量的緩和政策を年内に終了と発表など、ニュースも盛りだくさんでした。
一方、様々な出来事があった割には、マーケットは“静かな動き”でした。
1週間前と比較すると、以下の通りです。
| 6月8日終値 | 6月15日終値 | 変化 |
---|---|---|---|
NY ダウ平均 |
$25,316.53 | $25,090.48 | -0.89% |
日経平均 |
22,694.50円 | 22,851.75円 | 0.69% |
DAX (ドイツ) |
12,766.55 | 13,010.55 | 1.91% |
米ドル/円 |
109.55円 | 110.65円 | 1.00%円安 |
ユーロ/米ドル |
1.1770 | 1.1610 | 1.36%ユーロ安 |
もちろん変動はしていますが、取り立てて、「どちらか一方に大きく動いた」というほどのものではありませんでした。
強いて挙げれば、ユーロが米ドルに対して、やや値を下げていますが、これには、ECBが、「しばらく、政策金利引き上げはしない」と発表したという明確な理由があります。
米国の政策金利引き上げに関連して、今年はあと2回(計4回)、引き上げがあるかもしれないというパウエル FRB議長の記者会見の話でも、特に、大きな反応はありませんでした。
ごく短期的にみれば、やや“こう着状態”に入ったとも思える各市場ですが、こういった時こそ、実は油断は禁物です。
現状の安定は、「米国景気、労働市場が引き続き堅調」、「欧州も南欧以外は底堅い景気」、「新興国からの資金流出もある程度想定内」、といった見通しの上になりたっているものです。
従って、何がきっかけになるかは別にして、上記の何かが“想定外”となった場合、局面がガラッと変わってしまう怖さをもっています。
相場が一息ついている“こう着状態”のうちに、一度、「プラン構築(見直し)」をしておいては、いかがでしょうか!?
お陰様で、プランニングのご予約も、徐々に入ってきております。直近1週間では、6月22日金曜日と25日月曜日の午後が、面談のご予約が可能です。