こんにちは。
6月1日に、国民年金基金連合会より、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の業務状況が発表されました。
1年前よりは多少伸びが鈍化したようですが、それでも2022年4月だけで、新規加入者は44,374人となっています。
2021年度(2021年4月~2022年3月)1年間の新規加入者数は、526,311人と50万人の大台を超えました。やはり少しずつ知名度が上がるにつれ、加入者も着実に増えています。
また、2022年4月末時点で、会社員や公務員の方で、iDeCoに加入されている方は、2,044,730人となっています。この中で、企業年金制度がなく、毎月定額拠出をされている方は、約120万人です。
120万人の方の拠出分布を観てみますと、
5,000円から10,000円未満 | 17.9% |
10,000円から15,000円未満 | 20.6% |
15,000円から20,000円未満 | 3.9% |
20,000円から23,000円(上限) | 57.6% |
となっています。
毎月の積立金額をいくらにするかは、個人が自由に決める事が出来ますが、過半数の方が、上限近くまで掛金をかけている状況を観ると、「iDeCo」のメリットを理解されている方が増えてきていることを実感します。
確定拠出年金は、「60歳までは引き出しができない」という特徴を持っています。いざという時に引き出せないという不便さはあるものの、老後の為の年金という目的においては、引き出せないからこそ、逆に貯めることができるという大きな長所があります。
従って、ご自分の収入・支出、家族構成、ライフスタイルに見合った拠出を毎月されればよろしいと思います。
一番大切なことは、たとえ最低金額(5,000円)からでも、なるべく早くスタートされることです。時間を味方につけて、「資産形成」を行うことが可能となります。
そして、始められた方は、次に、効果的・効率的な積立を行っていきましょう。数10年後の受取額に、大きな差が出てくるからです。
個人型・企業型を問わず、具体的な積立方法については、お気軽にご相談ください。