Ideco併用始まる Ifa Japan

iDeCo併用始まる!

先週は、岸田首相による「NISA恒久化」の発言について、ご紹介しました。恒久化は、ほぼ確実なのかもしれませんが、法制度的に、まだ実現したわけではありません。

一方、今日のテーマは、10月1日から、すでに運用が開始されています!
「iDeCo(個人型確定拠出年金)」が「DC(企業型確定拠出年金)」と併用できるようになったのです。

今までは、DC加入者のほとんどの方は、iDeCoを利用できませんでした。DCは企業によって、かなり制度設計が違いますが、仮に10,000円を拠出限度額とする会社の制度では、iDeCoの上限が23,000円であっても、会社が制度で認めていない限り、iDeCo口座を金融機関に自分で開設して、自分自身で拠出する事ができませんでした。

また、当社にご相談に来られるDC加入者の多くが、会社のDCメニューの選択肢が少ないというケースが大半でした。

これが、10月1日から、DC加入者でも、iDeCoが併用できるようになったのです。

いままで会社が拠出してくれる金額だけでは、「なかなか自分の将来の為のお金が増えない」と思っていた方にも朗報です。

もちろん、いくらでも掛けられるわけではありません。
DCの上限は55,000円で、iDeCoの上限(企業型DC、DB※のいずれにも未加入の方)は23,000円となっています。
※DBとは企業型確定給付年金のことです。

この上限の範囲内で、企業が導入している年金の種類、掛け金によって、iDeCoで併用できる上限金額が決まってきます。

今回、iDeCoが併用できるようになったことは、歓迎すべきことですが、次の問題は、それをどうやって運用するかです。

せっかく税制上の特典が色々とあるにもかかわらず、確定拠出年金で積み立てをされている方の半分以上は、いまだに定期預金等の元本保証商品を選択されています。

先週ご紹介したNISAもそうですが、制度や仕組みがどんなに整備されても、“使いこなさなくては、宝の持ち腐れ”です。

この機会に、ご自分の確定拠出年金での運用を、見直されてはいかがでしょうか!?

これは、ご自分の老後を助けてくれる資産に直結する問題です。

見直し方が、よくお分かりにならない方は、ご遠慮なくご相談ください。

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