こんにちは。
先週、岸田首相がニューヨーク証券取引所で、NISAについて「恒久化が必須だ」と表明しました。
この報道を聞いて、「そもそもNISAに期限があったの?」と思われた方もいたかもしれません。
NISA(少額投資非課税制度)の概要としては、一般NISAは期間5年、ロールオーバーすれば10年で、年間上限枠は120万円まで。また、つみたてNISAは、最長20年、年間上限40万円までで、この範囲内で、譲渡益が非課税になる制度です。
但し現状は時限措置があり、一般NISAは2028年まで、つみたてNISAは2042年までとなっているのです。
“恒久化”は、これまでも議論はされてきましたが、なかなか実現しませんでした。ただ今回は、首相が世界の金融中心地ウォールストリートで表明したため、実現することとなりそうです。
とはいえ、時限措置であろうと、恒久化されようと、利用しないことには意味がありません。
個人の資産形成において、優先順位筆頭は「確定拠出年金」ですが、これを上限までされている方、あるいは、年齢など、様々な事情によりご利用になれない方にとって、次の選択肢は「NISA」です。
今年は、そろそろ、NISAの申し込みも終わりが近づいてきましたが、来年早々から、NISAをご利用になるためにも、今からしっかりご自分の将来の為の「資産形成」を考えてみましょう。取り組み方が、お分かりにならない方は、ご遠慮なくご相談ください。