さて、今回は、先週、また史上最高値を更新した「米国の株式市場」についてです。
先週末(12月20日金曜日)も、米国の株式市場は終値ベースで、市場最高値を更新して引けました。
昨年末のNYダウ終値が23,327ドルでしたので、現時点で、5,100ドル以上、率にして22%弱も上昇しています。
様々な問題を含みながらではありますが、とにかく米中協議が一歩ずつでも、進展していそうだという点を、市場は好感しています。
当社の「モデル・ポートフォリオ」でも、積極型以外は、株式資産クラスに、あまり極端な配分をしているわけではありませんが、それでも株式市場が好調に推移してくれれば、他の資産クラスにも好影響を与え、「ポートフォリオ」全体としてのリターンもより上昇します。
ただ、言うまでもなく、
「上がったものは下がる」
「下がったものは上がる」
のが“相場”です。
貿易問題に、進展の兆しがあるとはいえ、根本的な意味での米中の覇権争いは、これからますます激しさを増すと考えられます。
また、北朝鮮問題をはじめ、香港も、台湾も、新疆ウイグル自治区の問題も、何一つ解決されていません。
このように諸情勢を見渡すと、今の“株式市場の好調さ”が、いつまで持続してくれるのかは、誰にも予測できません。
短期的な相場の上げ下げに一喜一憂せず、中長期的に「資産形成」に取り組むためには、状況に応じた「ポートフォリオ」の見直しは、必要不可欠です。
「相場が堅調で、考える時間のある」今のうちに、しっかりと準備しておくことが肝要と言えます↓