2023 Nen No Kakei No Kinyu Shisan Ifa Japan

2023年の家計の金融資産

こんにちは!

さて今回は、日本の家計の金融資産状況について、確認しておきたいと思います。

先般、日銀が2023年10-12月期の「資金循環統計」を発表しました。

それによれば、12月末時点の家計の金融資産は、前年同月比5.1%増加し、2141兆円となりました。
これで、5四半期連続で、過去最高の更新となりました。

構成比を観ると、現預金が相変わらず52.6%と過半数を占めており、次いで、年金・保険などが25.1%、株式等が12.9%、投資信託が5.0%となっています。

ただ、保有残高の前年同月比で観ると、保険・年金などが0.9%増だったのに対し、株式等は29.2%増、投資信託も22.4%増となっています。

明らかに“リスク性商品”を保有している人の資産が増えていることにより、金融資産全体の残高を、押し上げていることがわかります。

“デフレ時代”が終焉を迎える中、年明け以降の「新NISA」導入も追い風となって、今年はさらに、リスク性商品の保有の有無によって、“資産格差”が拡大していくこととなりそうです。

逆にいうと、いまだ預貯金しか持たない人にとっては、物価上昇などにより、保有されるお金の“使用価値”が、どんどん目減りしていってしまうことになります。

将来のご自身の生活を守るためにも、まずは、中長期的視点に立って、じっくり「資産形成」に取り組んでいきましょう。

ご相談は、いつでも受け付けています。

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