さて、今日の数字は、世界における日本の順位です。世界経済フォーラムが、毎年恒例の2019年「世界競争力報告」を発表しました。
調査対象は、世界の141カ国と地域です。日本は、前年の5位から、1つ順位を落としました。
ベスト10の国・地域と前年順位は、以下の通りです。
1位(前年2位) シンガポール
2位(前年1位) 米国
3位(前年7位) 香港
4位(前年6位) オランダ
5位(前年4位) スイス
6位(前年5位) 日本
7位(前年3位) ドイツ
8位(前年9位) スウェーデン
9位(前年8位) 英国
10位(前年10位)デンマーク
上位10カ国の“顔ぶれ”に変化はありませんでしたが、昨年1位だった米国は2位に後退し、「金融システム」や「マクロ経済の安定性」などが評価されたシンガポールが初めて1位となりました。
日本は、「健康」面では100点でしたが、「女性の労働参加」が不十分であることや、「労働市場」が硬直的になっていることなどで、前年より0.2ポイント評価を下げています。
「人口減少」に歯止めがかからない中、労働環境の整備や労働条件の多様化など、 “一人当たりの生産性”をいかに高められるかが、日本の当面の課題と言えるでしょう。