こんにちは!
さて今回は、今後、ますます存在感が増してくるASEANに、フォーカスしてみたいと思います。
運用を行っているのは、香港の運用会社です。
ファンドの特徴としては、“ASEAN諸国の時価総額15億米ドル以下の会社”を対象とし、ロングオンリーで投資を行う株式ファンドとなっています。
2012年1月に運用を開始し、主要インデックスであるMSCI ASEANと比較しても、大きく上回る成績を残しています。
では、具体的に、運用実績を観てみましょう。
2012年 | 24.3% |
2013年 | 18.5% |
2014年 | 10.4% |
2015年 | -20.2% |
2016年 | 11.1% |
2017年 | 31.2% |
2018年 | -18.2% |
2019年 | 5.4% |
2020年 | 101.1% |
いかがでしょうか!?
特筆すべきは、何といっても、昨年2020年の成績です。
新型コロナウイルスの感染拡大で、3月まではマイナス運用でしたが、その後急回復し、“年率100%”を超える実績となりました。
新興国の株式ファンドの為、ボラティリティは高いですが、2桁運用を達成している年も、多く見受けられます。
ASEAN諸国への投資の魅力としては、何といっても、その「経済成長率の高さ」、そして「人口構成の若さ」などが挙げられます。
次に、実際に組み入れている国別の内訳を、観てみましょう。
ベトナム | 43.8% |
インドネシア | 12.7% |
タイ | 12.4% |
シンガポール | 7.4% |
フィリピン | 6.6% |
マレーシア | 2.0% |
その他/キャッシュ | 9.4% |
特に、ここ直近では、成長著しいベトナムへの配分比率を、4割以上と高めているのが特徴です。
その他、ファンド概要については、以下をご覧ください。
ファンドタイプ | 中小型株式ファンド |
ファンド形態 | UCITS ※透明性の高いファンド形態 |
設立地域 | アイルランド |
投資通貨 | 米ドル |
購入手数料 | 無 |
解約手数料 | 無 |
マネジメントフィー | 1.0% |
パフォーマンスフィー | 無 |
取引頻度 | 月次 |
当ファンドは昨年3月に、透明性の高い“UCITS”に適合したファンドとして、登録を受けています。
なお、ファンドに関するご質問などについては、「ASEAN中小型株式ファンド」の件名で、お問合せください
ハイリスク・ハイリターンのファンドではありますが、新興国への投資に興味のある方や、中国以外のアジアの成長性に期待されたい方には、興味深いファンドと言えるでしょう。