貿易赤字2兆3847億円

こんにちは。
先週6月16日に、財務省から日本の5月の貿易収支が発表されました。

それによると、輸出額から輸入額を引いた貿易収支は、2兆3847億円の赤字となりました。比較可能な1979年以降で、2番目に大きな数字です。

特に輸入額は、エネルギー価格の高騰などを背景に、過去3ヵ月最高額を更新しています。輸出額も増えていますが、輸入額の大きさには勝てません。

最近は、円安も進んでいますが、以前に135円台になった時と比べると、海外の反応は全く違います。当時は、日本の貿易黒字が大きかった為、円安が進むと、不公正だと言って米国を筆頭に大きく非難されたものです。

しかし今回の円安局面では、海外からそんな非難は全くと言ってよいほど聞こえてきません。

聞こえてくるのは、「物価高・円安を何とかしてほしい」という国民の声です。

外国為替市場でドルや円などの通貨を扱うファンドマネージャーやディーラーは、円高になっても円安になっても大きく動きさえすれば、“鞘(サヤ)”が取りやすくなります。

株式市場のように、逆張りに掛ける人がいたとしても、圧倒的多数の人は株式市場の上昇を期待している市場とは違います。

このあたりが、株式や債券のように資産としての価値ではなく、「2国間の通貨の交換レートに過ぎない」という為替レートの特徴と言えます。

貿易から生じる為替レートへのインパクトは、資本市場が次々に自由化されてからは、それ以前よりかなり弱まっています。

ただ、基調として、日本の貿易収支の赤字が続くようであれば、アップダウンはあるにしても、円安方向に動きやすくなることは確かです。しかも今は、米国を筆頭に、金利差の拡大も円安要因となっています。

そして、「円安」に備えるという観点からすれば、やはり外貨保有が一つのリスクヘッジの方法と言えます。

短期的に“為替差益”を狙うというよりも、中長期的な「資産形成」において、外貨建て資産も一部保有されることを、検討してみてはいかがでしょうか。

具体的な方法については、お気軽にご相談ください。

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