こんにちは!
さて、今回は、注目を浴びるアジア株式市場の中にあって、当社の「モデル・ポートフォリオ」でも採用しているアジア株式ファンドをご紹介したいと思います。
運用しているのは、米国系の大手資産運用会社です。
当ファンドは、アジア株に投資するオフショアファンドですが、コンスタントにベンチマークを上回っているアクティブタイプです。アジア株式の魅力は、国々によって様々ですが、一つ上げるとすれば、「低水準のバリュエ―ション(株価評価)」と言えます。
先進国と比較しても、アジア株には割安感があり、見込まれている経済成長率も欧米各国を上回っています。従って、ブレ幅は大きくなりますが、その分、高いリターンが期待できます。
また、当ファンドは、アジアの中でも、比較的中国への配分比率を抑え、様々なアジアの国に「分散投資」しているのが特徴です。
まずは、気になる直近5年間の成績を観てみましょう。
ファンド | ベンチマーク | |
2016年 | 7.35% | 5.44% |
2017年 | 44.25% | 41.72% |
2018年 | -13.22% | -14.37% |
2019年 | 16.33% | 18.17% |
2020年 | 26.02% | 25.02% |
2021年6月現在 | 8.51% | 6.40% |
ほとんどの年で、ベンチマークを上回っており、直近1年、3年、5年平均の数字は、他のアジア株式ファンドの中でも、トップクラスのパフォーマンスとなっています。
次に、国別の内訳は、以下の通りとなっています。
中国 | 34.3% |
台湾 | 15.3% |
韓国 | 14.8% |
インド | 12.7% |
香港 | 9.7% |
インドネシア | 3.4% |
シンガポール | 2.7% |
オーストラリア | 1.9% |
その他 | 2.3% |
キャッシュ | 2.9% |
さすがにGDP世界第2位の中国の比率は、一番高くはなっていますが、上述の通り、主要なアジア株式のベンチマークが、4割程度配分しているのに対して、低く抑えていることがわかります。
また、最近の特徴としては、数年前までランキングに入っていなかったインドネシアの比率を、高めている点が挙げられます。
業種別の配分をみると、以下のように分散されています。
1. 金融 | 21.7% |
2. IT | 20.8% |
3. 一般消費財 | 18.7% |
4. 電気通信 | 12.8% |
5. 資本財 | 10.0% |
6. 不動産 | 3.9% |
7. 素材関連 | 3.3% |
8. エネルギー | 2.3% |
9. その他 | 3.6% |
10. キャッシュ | 2.9% |
あまり偏った業種に特化せず、かなり幅広い分野に「分散投資」をかけていることが分かります。
その他ファンド概要については、以下をご覧ください。
ファンド形態 | アジア株ファンド |
運用開始日 | 1993年3月 |
運用残高 | 12億米ドル |
投資通貨 | 米ドル、ユーロ、英ポンドなど |
購入手数料 | なし |
マネジメントフィー | 0.75% |
取引頻度 | 毎日 |
新興国株式への投資ということで、ボラティリティ(変動性)は高いファンドではありますが、将来性の高いアジアエリアへの投資を組み入れたい方には、良いファンドだと考えています。
当ファンドに関するご質問、ご相談については、以下のフォームより、お問合せください。
また、中国を外したアジア株ファンドや、ASEANのみに投資したファンドなど、他にもアジア株ファンドには、多種多彩なものがあります。
ご要望などありましたら、お気軽にお問合わせください。