こんにちは!
さて、今日の数字は、前回に引き続き、家計の金融資産残高です。
ただ、これは、今から16年後に、“ある特定の方たち”が保有する額です。
金融資産全体の7割を占める金額を、保有するのは誰なのでしょうか!?
みずほ総合研究所によれば、60歳以上の人が持つ金融資産が、2035年には1643兆円になると試算しました。2014年に比べ、48%増えるとみています。
また、株式などの有価証券については、70歳以上の人がその5割を保有する可能性があるとも、指摘しています。
すでに、金融資産の6割前後を、60歳以上の方が保有しているわけですが、今後、ますますその傾向が高まっていきそうです。
また、株式などの有価証券投資も、本来であれば、若年層が取り組みたい「資産形成法」ですが、実際には、若い時から株式投資の経験がある60歳以上が、保有比率を伸ばすとみられています。
このようにみてくると、最近言われるようになった「人生100年時代」の“備え”の問題は、高齢者というよりは、やはり今の若年層が、より真剣に考えなければならない問題のようです。
若い人たちの“最大の強み”は、「時間」があることです。
「iDeCo」、「NISA」などの国の制度を活用しながら、まずは、「積立投資」で、しっかりと準備を始めていきましょう。