さて、今回のテーマは、「厚生年金の加入期間」についてです。
厚生労働省が、厚生年金について、「加入期間を延ばすことを検討している」と最近の報道は伝えています。
今までも、何度か取り上げていますが、「人生100年時代」というのは、医療の進歩や人々の健康意識の高まりで、特に珍しさを感じる言葉でも、なくなってきました。
健康で寿命が延びること自体は、素晴らしいことですが、それに伴い、生活資金等、心配しなくてはならないことも増えてきます。
会社の定年は、すでに、60歳から65歳に延びつつあります。
それに伴って、確定拠出年金も、今までは60歳までの拠出でしたが、企業型ではすでに65歳までの拠出が、制度的には可能になっています。
そして、「個人型確定拠出年金(iDeCo)」も、いずれ65歳まで拠出可能になると思われます。
となれば、次は、70歳でも受給ではなく、保険料を払う方たちも出てくることになるでしょう。
結果、年金の受給開始年齢も、引き上げられる可能性もあります。
要は、今の厚生年金制度は、保険料を負担する人と、もらう人の相関関係で成り立っているため、今後の人口動態や就業人数などによって、将来、どのようにでも変わっていくという制度だということです。
様々な予想はされますが、結局は、国(政府)の判断(都合)で、物事は決まっていきます。
結局、自分の将来の「生活設計」は、自分自身で作って、守るしかないのです。
若いうちは、日々の生活で手いっぱいで、老後の事など考える余裕はないとは思います。
それでも、「自分自身の資産作り」に、一歩でも早く踏み出した人が、結局、将来「ホッ」とすることができます。
10連休の長い休みが取れる方は、じっくりこの機会に、ご自分の「資産形成」について、考えてみてはいかがでしょうか。
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