こんにちは!
さて、ここにきて、ETFへの資金流入が拡大しています。
英国の調査会社ETFGIによれば、世界の運用残高は、5月末時点で、9兆2100億ドル(約1010兆円)となり、初めて9兆ドルを超えました。
1-5月の累計の純流入額は5594億ドルと、前年同期の2.4倍と過去最高となっており、流入超は24カ月連続となっています。従来は株式型への資金流入が中心でしたが、5月は債券型や商品型への資金量も増加傾向です。
具体的には、株式型に630億ドル、国債や社債で運用する債券型に206億ドル、そして、商品型にも38億ドルの流入超となっています。
背景には、世界的な金融緩和で膨らむ“投資マネー”の受け皿となっていると共に、経済の回復に伴う物価上昇も意識して、商品型にも資金流入が増えていることが考えられます。
一方、日本に目を向けると、日本の公募株式投信の残高は、5月末で138兆円とこちらも過去最高を更新しました。
そのうち約4割の60兆円がETFとなっています。ただ、日本の場合、日銀が金融政策の一環として、ETFを購入していることもあり、海外における資金流入とは、ちょっと違った側面があるので要注意です。
さて、5月末現在、世界には8821本のETFがありますが、最も資金を集めているのは、米国S&P500種株価指数に連動するタイプのETFです。
拡大が続くETF市場ですが、やはりその中心は米国市場ということになります。
ちなみに、米国市場のETFを用いて運用を行っている当社のモデル・ポートフォリオ「ETF+α」も、順調な運用成果を残しています。
最も積極的な運用を行っている「ポートフォリオA」の場合、2019年は31.58%、2020年も24.49%と、好調に推移しました。
また、今年に入ってからも、5月末時点、19.03%の運用実績を上げています。
流動性が高く、コストも低いETFを用いた「ポートフォリオ」は、従来のアセットアロケーションを重視した運用とは、また違った魅力があります。
拡大するETF市場での運用にご興味がある方は、まずは、お気軽にご相談ください。
最新の運用報告書などもご用意しています。