“自分株式会社”という考え方 Ifa Japan

“自分株式会社”という考え方

こんにちは!

さて、今回は、「人生100年時代」の今後の生活スタイルとして、“自分株式会社”を取り上げてみたいと思います。

私がこの言葉を知ったのは、カナダ・ヨーク大学のモシェ・ミレブスキー教授が、執筆した本でした。

「人生100年時代の資産管理術」という本の中に出てきます。

要約すると、自分自身を「会社」に見立て、CEO、CFOとして、いかに企業価値(自分の価値)を最大化していくかが、重要であると述べています。

就職は、「親」会社からの独立。
結婚は、他社との「合併」。
そして、様々なライフイベントにおいては、配偶者や子供たちなどの利害関係者との「役員会」を通じて、上手に経営していく必要があります。

そして、生涯にわたる経営期間に、長期的視野を持ちながら、経済的にも“自律(自立)”することが、重要であるとしています。

また、「自分株式会社」の資産を増やすには、自分という人的資本に投資を続け、リスクをコントロールしながら、“資産形成”に取り組むことを推奨しています。

実は私も、最近、上記のような考え方を持った人たちが増えてきていると、実感しています。

「自分時間の効率化」と「複業探しの本格化」に、取り組んでいる人たちがいます。

ここでのポイントは“副業”はなく、“複業”だということです。

メインとサブという概念ではなく、自分という資源を最大限に活かし、勤務している会社以外に、様々な仕事に取り組んでいる人たちが出てきました。

現在、大企業においても、“複業”を認めている会社も増加傾向にあり、また、複業を前提に、社外からプロジェクトメンバーを集めるケースも、見受けられるようになってきました。

働き方自体が多様化しているため、その人の資本増強(スキルアップ)がされればされるほど、単一企業で、様々な業務を行うより、専門性を活かした業務を、様々な企業で行ったほうが、企業にとっても個人にとっても“成果”が高いということなのでしょう。

自分の精神面での“やりがい(生きがい)”と、経済面での“自立(自律)”のためにも、「自分株式会社」という概念は、これから益々必要になってくるのではないかと考えています。

次回は、「自分株式会社」の実践方法について、考えてみたいと思います。

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