こんにちは!
さて、今回は、いよいよスタートした「新NISA制度」を取り上げてみたいと思います。
先週末、某ネット証券で、前年の同時期に比べて、NISA口座の開設数が3倍になったという報道がありました。
何倍かは別にして、皆さんの関心度の高さがうかがえます。
新NISA制度は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があり、それぞれ年間上限が120万円、240万円といったことは、既にご存じの方が多いと思います。
また、上限枠以上に大きな変化は、両方が併用できるようになったことです。
ただ、実際の利用にあたっては、多少知っておかれた方が良いこともあります。
まず「つみたて投資枠」ですが、こちらは、年間上限120万円というよりは、月の上限が10万円と理解していただく方が良いかと思います。
名前の通り「つみたて投資枠」は積立用ですので、1月は20万円、2月に5万円、3月は15万円といった利用の仕方はできません。
逆に、「成長投資枠」は年間240万円が上限です。こちらは「つみたて投資枠」と違って、毎月いくらという上限はありません。極端な話、1月に、株式や投信を240万円買って、あとは何もしないという利用の仕方もできます。
一方、月に20万円ずつ積立買付けをして、年間240万円という利用の仕方もできるわけです。
ただ、これはあくまでも、上限の話です。
まずは、1万円でも2万円でも、ご自分で無理のない金額で「つみたて投資枠」を利用して、「資産形成」に踏み出されることが肝心です。
その際のポイントは、「つみたて投資枠」をなるべく計画的に活用し、売買の自由度が高い「成長投資枠」に余裕を持たせておく方が、後々の自由度を高めることができるという点です。
いずれにしても、最初の取り組み方が何より重要です。
まずは、この年初にしっかり計画を立てて、「新NISA制度」を有効に活用していきましょう。
取り組み方で迷っている方は、ご遠慮なくご相談ください。