バランス型の投資信託---IFA-JAPAN

バランス型の投資信託

バランス型の投資信託

さて、今回のテーマは、株式相場の急落の度に話題になる「バランス型の投資信託」についてです。

相変わらず、株式市場は、不安定な動きを続けています。

4月9日のNY市場では、ダウ平均が285ドル以上も上昇し、23,719ドルで引けました。週明け4月13日の東京市場が始まる前には、「OPECプラスが、原油の減産で歴史的合意」という良いニュースまで飛び込んできました。

ところが13日の日経平均は、結局455円も下げて引けました。

「NY市場が上がれば、翌日、日経も上がる」といった状況では、すでになくなっているのです。

そして、このような市場の乱高下を、元々好まない方の為に、複数の資産を組み合わせ、ブレ幅を抑えるのが、バランス型ファンドやオルタナティブと呼ばれるカテゴリーの投信です。

では実際に、このカテゴリーの3つの投信の1-3月の成績を、比較してみたいと思います。

日経インデックス投信A
投信B投信C
1月
-1.96%
+0.24%
+1.48%
+0.91%
2月-8.82%
-1.43%
-1.92%
-0.69%
3月-9.65%-9.11%
-5.71%
+0.13%

(出所:モーニングスター)

いかがでしょうか。

同じカテゴリーの投信であるため、1、2月は同じような動きをしましたが、3月は大きくパフォーマンスが異なっていることがわかります。

金融機関の店頭では、各資産に分散されたここに挙げたような「バランス型」の投資信託を、勧められることがよくあります。

それは、「投資信託の中で、分散投資されているから」といった理由が多いようですが、今の市場を観る限り、「バランス型やオルタナティブ投信を、一つ買えば大丈夫」といったほど、単純な市場の動きではありません。

バランス型あるいはオルタナティブと言っても、たった3ヶ月で、これほど動きが違うのです。

従って、仮にバランス型を採用する場合であっても、「ポートフォリオ」で考える必要がありますし、また、銘柄選択も非常に重要と言えます。

新型コロナによる相場変動は、まだまだ続きそうです。

バランス型やオルタナティブの“特性”をよく理解したうえで、「ポートフォリオ」の中に、上手に組み入れて、この荒れた相場を乗り切りたいところです。

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