日本の家計の金融資産 Ifa Japan

日本の家計の金融資産

こんにちは!

さて、今回は、日本の家計の金融資産状況を確認しておきたいと思います。

日銀の2023年4-6月期の資金循環統計(速報)によれば、今年6月時点の家計の金融資産は、前年同期比4.6%増加し、2115兆円となりました。

特に、株高の恩恵を受けて、株式等の保有残高は26%増の268兆円となりました。
また、私たちが助言を行っている投資信託の残高も、15.9%増加し、100兆円の大台に乗り、過去最高額を更新しています。

とはいえ、金融資産の構成比を観ると、相変わらず“偏り”が見えます。
現預金は前年同期比1.4%増加し、1117兆円となり、いまだ全体の52.8%を占めています。
次いで保険・年金・定型保証が25.4%、そして株式等が12.7%となっています。

全体の8割弱の資産が、額面保証型の金融資産で、リスクを取りながらも積極的に資産形成を目指す資金は、2割強にとどまっているのが実情です。

この眠っている預貯金などを、より有効に活用して、「資産形成」につなげてほしいという目的で、来年から始まるのが「資産所得倍増プラン」であり、その手段としての「新NISA」です。

逆に言えば、国民がしっかりと自ら「資産形成」に取り組まないと、国が税金を使って支援するには限界がきているというサインとも受け取れます。
来年に向け、まずはしっかり備えておきたい方、ご相談お待ちしております。

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