こんにちは!
さて今回、ヘッジファンド本来の“絶対収益”を目指すファンドの検証を行ってみたいと思います。
検証を行うファンドは、18年前の2005年から当社で助言を行っているヘッジファンドです。
運用は、1994年に設立された英国系ヘッジファンド会社が行っています。
ファンドの特徴としては、マルチ戦略、システマチック、マクロ、イベントドリブンなど、様々な運用手法を持つヘッジファンドに、“分散投資”している「ファンドオブヘッジファンズ」である点です。
現在は、41種類のファンドを採用しており、相場環境に関わらず、中長期で“絶対収益”を目指すとともに、株式との低い相関性を意識した「ポートフォリオ」を構築しています。
運用開始は、1998年からですので、今年で25年を迎える息の長いファンドとなっています。
この間、ロシア危機、ITバブル、米国の景気後退期、サブプライム危機、リーマンショック、そしてコロナと、様々な“危機”を経験してきましたが、いずれも大きく崩れることなく、運用目標に沿った実績を上げてきました。
実際の運用実績は、以下のようになっています。
2012年 | 2.75% |
2013年 | 6.45% |
2014年 | 2.88% |
2015年 | 3.70% |
2016年 | 1.01% |
2017年 | 5.30% |
2018年 | 2.07% |
2019年 | 7.44% |
2020年 | 11.19% |
2021年 | 4.82% |
2022年 | 8.44% |
2023年2月現在 | 0.40% |
設定来の年利回り | 5.97% |
標準偏差 | 3.29 |
いかがでしょうか!?
昨年も、多くのファンドが苦戦する中、当ファンドはしっかり収益を上げることができています。
過去、利回りの低下が見られる年もありましたが、何といっても、“マイナス”の年が無く、安定した成績を残していることは評価できると思います。
上述の通り、ファンドコストをきちんと上回り、ファンド間の相関をうまくコントロールしながら、株式市場の乱高下などの影響を抑えていることが伺えます。
その他、ファンド概要は、以下の通りです。
ファンド形態 | ファンドオブヘッジファンズ |
運用開始日 | 1998年4月 |
投資通貨 | 米ドル、ユーロ |
購入手数料 | なし |
解約手数料 | なし |
マネジメントフィー | 2.00% |
取引頻度 | 毎月 |
解約 | 3カ月前解約通知 |
留意点としては、解約の際、3カ月前の解約通知が必要なため、すぐに換金ができない点が挙げられます。
ただ、“価格変動を抑えたい方”にとっては、検討に値するファンドではないかと思います。
当ファンドに関するご質問やご相談については、「2023-04 ファンドオブヘッジファンズ」のファンド名で、お問合せください。
ご参考としてください。