こんにちは。
さて今回は、ぎりぎりのところで「米政府閉鎖」が回避された件について考えてみたいと思います。
米国の会計年度は、10月1日に始まり、9月30日に終わるのですが、今回はその期限ぎりぎりになるまで、2024会計年度予算が成立していませんでした。
「久々に米政府閉鎖になるか」と思われた土壇場で、つなぎの予算が成立し、わずか1ヵ月半ほどですが、猶予ができました。
ただ、しばらくの猶予ができたというだけで、本質的な問題が解決されたわけではありません。国境警備の問題も、ウクライナ支援の予算も積み残しです。
そんな中、米長期金利の高止まりの懸念もあり、10月最初の営業日で、日経平均は、朝方こそ500円以上も上げたものの、終値は結局97円安の31,759円でした。
消費者物価指数(CPI)や雇用統計などの経済指標、FRBのパウエル議長の発言、原油高と、ただでさえ難問が山積しているところへもってきて、この議会の混乱です。
先行き不透明な状況が続くのは、間違いないようです。
従って、当面は、“資産と時間の分散”を上手く利用しながら、「資産形成」に取り組んでいただくしかないようです。
来年からNISA制度も大きく変わり、使い勝手がよくなります。新制度で、良いスタートがきれるように、今のうちから少しずつでも準備を始めていただければと思います。