こんにちは!
さて、今年に入り、安定して上昇している資産の一つが、「金(ゴールド)」です。
そこで今回は、「金」に投資を行うETFと金関連のファンドにフォーカスしてみたいと思います。
まず、「金」の変動要因としては、インフレ、米国の金融政策、リスクイベントなどが挙げられます。
インフレが起きると「お金」の価値が下がるため、金価格は上昇します。また、米国で利上げが行われれば、米ドルの価値が高まり、金価格は下がります。
過去、インフレと金融政策の影響を相殺した米国の「実質金利」に、金価格は連動してきました。
しかしながら、2022年以降、リスクイベント(ロシアによるウクライナ侵攻)が発生して以降、連動性は薄れ、「安全資産」としての希少性や信用力の高まりが、現在の金価格上昇の大きな要因となっています。過去にも、2008年のリーマンショック時に株式が暴落した際、「金」が大量に買われ、金価格が大きく上昇しました。
「金」への投資方法は、現物の購入や純金積み立てなど様々な方法がありますが、当社では、金ETF(上場投資信託)や「金」に関連する会社に投資するファンドを通じて、「金」への投資助言を行っています。
現在、「海外PMSモデル・ポートフォリオ」では、「金(現物)」の価格に連動したETFを採用しており、特に今年1~3月の成績には、大きく貢献しました。
また、金関連ファンドでは、金ETFより高い収益を上げる場面も観られています。
では、具体的な運用実績を観てみましょう!
金ETF | 金関連ファンド | |
2016年 | 8.60% | 50.92% |
2017年 | 11.36% | 2.68% |
2018年 | -1.47% | -17.58% |
2019年 | 18.30% | 34.55% |
2020年 | 23.72% | 28.38% |
2021年 | -4.14% | -10.59% |
2022年 | -0.81% | -17.00% |
2023年4月現在 | 9.51% | 16.83% |
同じカテゴリーでも、それぞれの特性によって、値動きが違うことがお分かりいただけると思います。
「金ETF」並びに「金関連ファンド」の概要については、以下をご覧ください。
ファンド形態 | 金(ゴールド)ETF |
運用開始日 | 2004年11月 |
投資通貨 | 米ドル |
購入手数料 | なし |
解約手数料 | なし |
取引頻度 | NY証券取引所で取引が行われている間 |
最低投資額 | ご利用口座により異なります |
ファンド形態 | 金関連ファンド(UCITS) |
運用開始日 | 1994年12月 |
投資通貨 | 米ドル |
購入手数料 | なし |
解約手数料 | なし |
取引頻度 | 毎日 |
最低投資額 | ご利用口座により異なります |
なお、上記ファンドに関するご質問、ご相談については、「金ETFもしくは金関連ファンド」のファンド名で、お問合せください。
個人的には、「資産分散」の観点から、「金(ゴールド)」は、一部保有されたほうが良いアセットではないかと考えています。
ご参考としてください。