2022年gpifの運用実績 Ifa Japan

2022年GPIFの運用実績

こんにちは!
さて、先般、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」から、昨年10-12月期の運用実績が公表されました。
私たちの大切な年金運用がどのような状況になっているのか、確認しておきたいと思います。

GPIFによれば、昨年10-12月期の運用実績は、マイナス1兆8530億円だったと発表がありました。
これで、昨年は、1-3月期から4四半期連続での赤字でした。
4四半期連続の赤字は、米国が発端となった「エンロン・ショック」以来、約20年ぶりとなります。

現在、GPIFの運用は、国内外の株式と債券に、概ね25%ずつ資産配分して運用を行っています。
特に、10-12月期は、金利が急上昇する中、保有する債券の値下がりによって、評価損が膨らんだようです。

資産別の運用実績を観ると、外国債券が-2兆6651億円、国内債券が-8475億円と苦戦したのに対して、外国株式は926億円、国内株式は1兆5670億円の黒字となっています。
また、2022年通年では、マイナス4.8%の運用結果でした。

日本の公的年金は、昔は、主に国債などで運用を行ってきましたが、日本の経済成長が鈍化していく中、2001年から「分散投資」での運用を開始しました。

昨年はマイナス運用とはなりましたが、2001年から2022年12月末までの実質運用利回りは、“年率3.38%”となっています。
目標利回りが1.7%のため、倍近い実績を出していることになります。

とはいえ、年々年金受給者が増加していく中、今後は給付額の抑制をしなければ、公的年金はもたないのも事実です。

その意味においては、これからは国民一人一人が、まさに「自分年金」作りに取り組まなければならない時代と言えます。

公的年金の運用においても、50%を株式に配分していることを考えると、個人金融資産の5割以上が預貯金になっている現状は、やはり大幅に見直す必要があります。

そのきっかけが、「資産所得倍増プラン」と言えるでしょう。

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