さて、57年ぶりに、東京でオリンピックが開催されました。
コロナ禍での開催ということもあり、テレビ観戦をしていましたが、57年前との違いを一番感じたのは、やはり、“競技の多様化”でした。
前回のオリンピックで、最初から期待されていたのは、体操と柔道とレスリング、それと、女子のバレーボールだったかと記憶しています。
それが今回は、従来からの競技に加えて、スケートボード、サーフィン、スポーツクライミング等々が加えられ、しかも、日本のアスリートたちも大活躍していました。
フェンシングやバスケットという競技で、日本人が大活躍するというのも、古い感覚からすれば、“凄い”としか表現できません。
半世紀以上の時が経っているため、ある意味、様々な変化があるのは、当然なことだと思います。
ところが、50年以上経っても、なかなか変化が見られないものがあります。
“運用”の世界です。
いまだに、銀行に預金する事が「安全」で、株式や投資信託で運用するのは「危険」といったイメージが、残っているような気がします。
57年前のオリンピックの頃のように、高金利だった時代は、預貯金は、続けてさえいれば増えました。
しかし、現在のように、金利がほぼ“ゼロ”に近い状態では、増えることは全く期待できません。
「減らないから良い」という方もいらっしゃるかもしれませんが、銀行が保証してくれるのは、あくまでも“額面”です。
“価値”ではありません。
物価が2倍になれば、貨幣の価値は半分になってしまいます。
一度、物の値段が上がり始めれば、「お金の価値」は、どんどん目減りしていくことになります。
オリンピックでのスポーツ同様、「資産形成」、「資産運用」も、その時代の流れに合わせて変化させていくことが必要です。
日本には、その為の税制優遇された制度も、整備されています。
「個人型(iDeCo)や企業型の確定拠出年金」、あるいは、「少額投資非課税制度(NISA)」など、活用できる制度はすでに整っています。
次に、日本でいつオリンピックが開催されるかはわかりませんが、その時にも、ワクワクしながら観戦することができるように、コツコツと、そしてしっかりと、「資産形成」に取り組んでおきましょう!
取り組み方がよくお分かりにならない方は、いつでもご遠慮なく、まずはご相談ください。