Fomc議長発言の影響 Ifa Japan

FOMC議長発言の影響

こんにちは。

さて今回は、先週開催されたFOMC後の、パウエル議長による予想外の“ハト派的”な発言について、考えてみたいと思います。

先週、今年最後のFOMC(米連邦公開市場委員会)が注目されるという事を書かせていただきました。ただ、その時点で、「政策金利の引き上げは無い」と言うのは市場の大半が予想していたことですし、実際に引き上げが無かったといっても驚くほどの結果ではありませんでした。

市場を驚かせたのは、会議後のパウエル議長の発言です。

これ以上の金利引き上げについては、選択肢から外すことこそしなかったものの、それどころか金利引き下げが視野に入り始めていることに言及したのです。

当局者の中で、来年に3回以上の利下げを予想している人が、5人もいることもわかりました。

市場はこの“ハト派的”なコメントにすぐ反応しました。米株価は連日上昇し、 米金利は急低下となったのです。その影響で、外国為替市場では、ドルが急落するという事態にまでなっています。

もちろん、株式市場にとって悪いニュースであるはずもなく、NYダウ平均は、先週15日には37,305ドルと、連日で最高値を更新しました。

ただ、冷静に市場を見つめれば、上がったものは下がりますし、下がったものは、いつかは上がります。問題は、“それ”がいつくるかわからないということです。

このまま、良い年の越し方をしたとしても、「良かったのは最初の2日間だけ」だったのは、去年の話です。

従って、このような相場の急騰・急落に一喜一憂するのではなく、この上下動をうまく活用した「資産形成」に取り組むことが重要と言えます。

気が付いたらいつの間にか資産が増えていたと喜べるように、まずは、コツコツと「積立投資」を始めましょう。

それには、来年から導入される新NISAは、“絶好の制度”と言えます。

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