最近、NISAの「ロールオーバー」に関して、よく質問をいただきます。
いきなり、金融機関から書類が届いて、「ご希望の箇所にチェックを入れてください」とか書いてあるので、何のことかと驚かれた方も多いかもしれません。
早いもので、今や「NISA」という呼称が、すっかり定着した「少額投資非課税制度」ですが、2014年に登場して、今年で丸5年になります。
元々、NISAの非課税期間は5年と定められていますので、本来は、2014年にNISA口座で投資を始められた方は、今年が終了年です。
但し、NISAは、5年経過後に、さらに5年延長することもできる仕組みになっています。
これが「ロールオーバー」と呼ばれているものです。
とりあえずお金を使う予定がない方や、運用益があまり出ていないため、もう少し保有を続けたい方などは、この「ロールオーバー」を利用すれば、あと5年、非課税期間を延長することができます。
ただ、一点だけ注意が必要なことは、自動的に「ロールオーバー」とは、ならないことです。
金融機関から届いた書類を放りっぱなしにしておくと、2014年分のNISA口座の商品は特定口座に、特定口座が無ければ一般口座に年越しと共に、移管されてしまいます。
引き続き、株式や投資信託を、NISA口座で運用されたい方は、書類を提出しなければなりません。
手続きは12月の早いうちに、済ませておく必要があります。
どういった場合に「ロールオーバー」すべきか、また、どういった場合は必要ないか、迷われている方は、是非、お気軽にご相談ください。
NISA口座の利用方法も含め、ご相談に乗らせていただきます。
直近では、11月30日金曜日の午後が、面談のご予約が可能となっています。