こんにちは!
さて、今日の数字は、日本の人口です。
1950年には世界5位だった日本の人口は、戦後初めて、“トップ10”から陥落しました。
総務省が発表した2020年の国勢調査によれば、日本の人口は、“1億2622万6568人”となりました。
これは、5年前の調査に比べ、86万以上(0.7%)の人口が、減少した計算です。
結果、世界の人口ランキングでは、トップ10から外れ、11位となりました。
この傾向は、今後も続くと見られており、国連の中位推計によれば、日本は2050年に17位、2100年には36位にまで、後退すると見られています。
一方、世界の人口は、拡大を続けています。
2020年の世界人口は、77億9500万人となり、2015年と比べ、5.6%拡大しました。
国別では、人口ランキング首位の中国が2.3%、2位のインドが5.3%、3位の米国が3.2%増加しています。
日本の場合、さらに労働力の源泉となる「生産年齢人口(15歳から64歳)」でみると、より深刻な状況となっています。
5年前に比べ、“4.2%”も減少しているからです。
この傾向は、他の東アジア諸国にもみられますが、日本の減少幅は、特筆して大きくなっています。
長寿国でもある日本は、何とか総人口は、微減で留めてはいますが、“働き手人口”の急減が、「最大の課題」と言えるのです。
「少子化対策」の必要性は言うまでもありませんが、一朝一夕で、人口を急増させることはできないため、「少子高齢社会」における“日本の在り方”を、国も、企業も、そして個人も、しっかりと考え、そして、備えておく必要があると言えるでしょう。