金価格 史上最高値に接近 Ifa Japan

金価格、史上最高値に接近

こんにちは。
さて今回は、「金(ゴールド)価格」について考えてみたいと思います。

金の価格が、1トロイオンス当たり2,000ドルの大台を久々に突破してきました。史上最高値の2,069ドルまであと一歩です。

昨年12月末のNY市場での終値は、1,819.7ドルでした。先週4月7日は、欧米市場 は休場でしたので、4月6日の終値を観てみると、2,011.9ドルです。値幅にして192.2ドル、率にして10.6%もの上昇となっています。

ご記憶の方も多いと思いますが、昨年、ロシアがウクライナに侵攻したことによって、金価格は一時、2,000ドルを超えました。終値で2,000ドルを超えた2022年3月8日時点の米国10年国債の利回りは、わずか1.85%でした。

その後、米国は連続して大幅に金利を引き上げ、その結果、米国債の利回りは上昇(債券価格は下落)するにつれて、利子を産まない「金」の価格は下げていきました。

ただ、ここにきて、米国の金利上昇にピークアウト感が出始めたこと、また、欧米の金融機関の相次ぐ破綻や経営不安の報道で、「金」に逃避する資金が増えだしています。

当社の「モデル・ポートフォリオ」においても、ここ数年、「金」に投資する投信を組み込んでいます。インフレ対策と共に、株式や債券市場などの伝統的金融資産が、下落基調となった時の“ヘッジ”的な役割を持たせています。

中長期での資産運用は、短期的な鞘(サヤ)取りを狙った投機とは違うため、一方向に傾けすぎることなく、市場がどちらの方向に行っても、ある程度は対処できるような資産クラスの「組み合わせ(ポートフォリオ)」をきちんと構築しておくことが重要となります。

常に乱高下を続ける市場において、一喜一憂することなく、淡々と「資産形成」を続けるための方法と言えます。

まずは、しっかりとご自分の目的に沿った「資産形成」の計画を立てるところから始めましょう。

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